何気ない日常で…

 

〜〜飛島高校〜〜

 

誠信「(最後の授業だって〜のにぃ……よりによって一番眠い英語かよ………

   昨日は遊んで寝てないってのに〜……)」

と、誠信が睡魔に抵抗するも(全力で抵抗したか否かは不明だが)睡魔に敗北してしまい、そのまま……

誠信「Zzz…zzz…zzz…」

………寝入ってしまった

 

運が良かったのか悪かったのか英語が無事(?)に終わり、掃除の時間になる

しかし、というか当然、というか誠信は起きない

 

そこへ……

――――――――――――バシッ!!

誠信「痛ッ!」

誠信が片手で眠い目を、片手で叩かれた頭を押さえる

誠信「何すんだよッ!?」

夕菜「何って…アンタが起きないから起こしてあげたんでしょ?掃除よ掃除」

誠信「へいへい……」

夕菜は誠信の頭を叩いたほうきを誠信に渡す

 

誠信「掃除ねぇ………別に毎日やることもないとは思うんだがなぁ………」

誠信が独り言のつもりでぼやいていた独り言は夕菜に聞こえていたようだった

夕菜「掃除ってのは毎日やって価値があるものよ」

誠信「へいへい」

めんどくさそうに誠信が返事をするとまた掃除を再開する

誠信「(……昔っからあーなんだよな、アイツは…)」

 

とりあえず掃除が終わってHRもたいした話も無く終わる。

 

誠信が帰り支度を進めていると悪友の寛哉が現れる

誠信「よぉ、今日はそのまま帰るのか?」

寛哉「いや」

誠信「どこか付き合わんか?」

寛哉「悪いが無理だ。今日はちょっと、な(意味深な笑)」

誠信「また何かたくらんでるのか?」

寛哉「さぁな…おっと!そろそろ時間だ。じゃあな♪」

誠信「………一体何たくらんでんだ…?」

 

一応他も当たってみたが皆、部活や用事だそうで……

誠信「しゃ〜ない。ゲームでもやるか…」

と、帰ろうとした時に…

夕菜「帰るの?」

誠信「あぁ。お前は?」

夕菜「え?私も特に何もないわよ。部活も休みだし」

誠信「んじゃ、帰りますか。」

と、ドアを開けてさっさと帰路につく。(夕菜の呼び声が聞こえてはいたが…)

 

……と、校門を出たあたりで

夕菜「ちょっと〜、何そんな急いてんのよ〜?」

と、誠信を追いかけてきたのか若干息切れしながら聞く

誠信「いや、急いでたってわけじゃないが」

夕菜「だったら何で呼んでるのに無視したのよ?」

誠信「え…そりゃ〜…(面倒なことに巻き込まれたくないし…って言ったら殴られるかもな…)」

少し戸惑って…

誠信「なんとなく」

夕菜「はぁ?」

誠信「いや、ごめんごめん。それよか何か用?」

夕菜「用って……一緒に帰る相手も何かする相手もいないからたまにはアンタもいいかな〜と思って。」

誠信「はい?ま、いいけどさ…」

 

春風の中にまだ春になったばかりでまだ満開とは言えない桜が綺麗に散っていた

夕菜「しかし、早いものね〜」

誠信「何が?」

夕菜「時間がたつのがよ。もう高校三年になっちゃったし…」

誠信「そうだな……昔と変わったようでそんなに変わってないのかもしれないな…」

夕菜「何が?」

誠信「…ん〜〜〜…全部、かな?」

夕菜「そう?……かもね」

 

二人が久しぶりに談話しながら会話していると夕菜の家の前に着いた

誠信「おっと、もう着いたな。んじゃ、またな」

夕菜「え?あ、うん。また明日」

 

誠信が3分も歩かないうちに誠信の家に着き、鞄を下ろし私服に着替える

今日は共働きの両親の内、母親は出張。父親は会議で帰りが遅いそうなので遊びほうけるつもりでいた。

誠信「暇だ……」

ところが誠信は一通りのゲームはやったがどれもやり飽きたもので退屈していた。

誠信「暇だ〜〜〜っ!!」と寝転ぶ。

と、そこに

 ――――――――――――――ピンポーン

インターホンで誠信が来客に対応する。

誠信「はい、倉本です。」

夕菜「あ、私。」

誠信「え?!夕菜?!」

意外な来客に少し驚く誠信

夕菜「そ。入れてくれる?」

誠信「あ、あぁ。」

誠信がドアを開ける。

誠信「どうかしたの?」

夕菜「まぁ、立ち話もなんだから入れてくれる?」

誠信「…オイ、それは俺が言うべきセリフだろ……」

夕菜「細かいことは気にしな〜い♪」

 

誠信が夕菜を(半ば無理矢理)とりあえずリビングに招待する。

誠信「んで、何?」

誠信が紅茶を飲みながら尋ねる

夕菜「うん。暇だから遊びに来たの。」

誠信「………はい??」

夕菜「だから遊びに来てあげたの。」

誠信「別に来んでもよろしい」

夕菜「ひっど〜い。せっかくお土産も持ってきてあげたのに…」

誠信「お土産って…それ?」

夕菜「うん。」

そういうと紙袋の中からクッキーを取り出す。

夕菜「ま、とりあえず食べてみて」

誠信「いいのか?」

夕菜「どうぞ♪」

誠信「……ほぉ、なかなか美味いな…」

夕菜「どぉよ?」

誠信「うん。お前にこんな才能があったなんて子供の頃からの付き合いだが初めて知った。」

夕菜「でしょ〜?」

そのクッキーはすぐになくなってしまった。

 

誠信「いや〜美味かった美味かった」

夕菜「恐れ入ったか〜」

誠信「はは……んで、あと何も無いなら帰ってもらうけど…」

夕菜「ひっど〜〜い!」

誠信「ん〜…まぁ、今日は親がいないからあと少しいても良いけど…」

夕菜「やた!」

誠信「大体やることでもあるのか?」

夕菜「…ないね……」

誠信「………」

…………………………………………………………

誠信「そんじゃ、そこらを徘徊、もとい散策しますか?何も無いけど」

夕菜「別に良いけど…」

誠信「嫌か?でも、他には何も無いぞ?」

夕菜「まさか!嫌なわけないでしょ?行こ行こ♪」

 

外はもう夕焼けが綺麗に町を赤く染め上げていた。

夕菜「何時見ても綺麗だね。」

誠信「全く。でも、俺は月が出てる方が好きだ」

と、冗談交じりに笑う

夕菜「あたしは夕日が好きなの!でも、確かに月夜ってのも良いわね〜」

誠信「いっそのこと月が出るまでそこらを散策してみっか?もう住み慣れた町だけどさ」

夕菜「いいね。そうしよ」

誠信と夕菜が自販機で買った缶コーヒーの缶を捨て、歩き出す。

 

二人がしばらく散歩をし、2人の家の通り道の公園についた頃にはもう月が出ていた。

夕菜「もう真っ暗だね〜」

誠信「そうだな。おっと、今日は珍しく月が綺麗にでてら」

夕菜「確かに、月夜っていいね」

誠信「だろ?」

夕菜「うん!」

誠信「さて、んで…お前の親はもう帰ってるんじゃないか?」

夕菜「う〜ん……予定じゃもう少し経ってからだって言ってたけど…」

誠信「何時?」

夕菜「確か〜…七時半だったかな?」

誠信が時計を見ると…

誠信「え?もしもし〜?」

夕菜「何?」

誠信「もう45分ですが…?」

夕菜「え?だって…」

夕菜が時計を見、その時計を誠信に見せる。

誠信「なぁ…」

夕菜「なに?」

誠信「その時計、止まってんぞ」

夕菜「え?」

と、夕菜が時計をもう一度見ると…

秒針は動いていなかった

夕菜「大変!帰らなくちゃ!」

誠信「あ、夕菜」

夕菜「何?」

誠信「あのさ……」

夕菜「……?」

誠信「いや、なんでもない。」

夕菜「何なのよ?」

誠信「だから何でもないって」

夕菜「はっきりしなさいよ!」

誠信「それより、いそがないといけないんじゃないか?」

夕菜「そうだった!じゃ〜ね、誠信」

 

 

その後、誠信の言おうとして止めた言葉は彼女に届いた……

それが、何を示す言葉かは分からない。

それを知っているのは彼と彼女しかいない…

 

あい、どもども。天我です。

練習の読みきりのため、少し駄作って感じがあるかも、いやありますね。

んでも、今の技術ではこんくらいなので、これから小説書いて(不定期になるだろうが)上達していきたいと思います。

ではでは、これにて失敬(笑)