..ダ・カーポ 自分を変える未来


「第六話・始まりのトリガー」

 

「自宅・自室」

一ノ瀬との再会から、数日が過ぎたある日。

風見学園へ通っての初めての日曜日がやってきた。

「はぁ、暇だな」

時計を見ると現在1時18分。

「小説も、全部読んでしまったし」

こっちに来る前に、3冊要したのに、4時間ですべて読み終わってしまったのだった。

「初音島に来て一週間経ったけど、行動範囲狭いしなー」

独り言をぶつぶつ言ってる。はたから見れば、少し変に見られるだろう。

「ここは、外に出てこの島の散策でもするか」

「よし、決定」

この時にすでに止まっていた歯車が動き出したのかもしれません。

 

「桜公園」

「ここら辺は、初めてかな」

「入り口に桜公園とは書いてあったけど」

「ぱっと見て、噴水と桜が目立つな〜」

さらに、迂遠の中まで入ってみる。

「? あのベンチに座ってのは、朝倉か」

「お〜い、朝倉」

「うん? 南か、よ」

「よ、何してるんだ?」

「暇だから、公園を徘徊してた」

朝倉、徘徊は怖いぞ。

「朝倉、大丈夫か?」

「ちときてるかも知れん」

「それより、暇なら公園を案内してくれよ」

「かったりぃな」

「そう言うなよ」

「暇だし、良いけどな」

「よろしく〜」

しばらく公園を案内してもらっていた所、桜の前で飛んだり、背伸びして少女が目の前にいた。

「美春、何してんるだ」

朝倉の知り合いか。

「あ、朝倉先輩、と誰ですか?」

「最近転向してきた――」

「ああ〜、音夢先輩が言ってた。南先輩ですね」

「流石に情報は早いな」

「そりゃ、転校初日からブラックブラックリストに乗りましたから」

やっぱり、そのブラックブラックリストに載ってのか。

「とりあえず、自己紹介だなこっちが音夢のわんこの天枷美春」

「ひどいですよ〜わんこはないですよ〜先輩」

「んで、こっちが最近転校してきた、南達彦」

「よろしく」 「よろしくです」

「南先輩で良いんですよね」

「好きに呼んでくれたらいい」

「じゃあ、美春のことは美春で良いですよ」

「了解」

「それで、美春は桜に向かって何してるんだ? バナナでも引っかかったか?」

「違いますよ〜、あれですよ」

と、美春が指差す方を見た。

「猫?」

その先には、猫がいた。

「猫だな」

「そうなんですよ〜、きっと降りられなくなっちゃったんですよ〜」

「猫なら、あれくらいなら大丈夫だ」

「朝倉先輩には、猫好きの血が通ってないんですか?」

「あいにく、通ってないな」

「しゃあないな、俺が桜に登るよ」

「流石、南先輩同じブラックブラックリストに載ってる朝倉先輩とは違いますね〜」

「美春はいつの間に、そんなにえらくなったのかなー」

朝倉が指を鳴らしてから、美春の頭をわしづかみにしていた。

「い、痛いですよ〜朝倉せんぱ〜い〜」

「よっと、もう高い所には登るなよ」

朝倉と美春の漫才(?)をしてる間に桜に登って、猫を助けていた。

「仕事が速いな」

「朝倉が遅いだけだろ」

「南先輩、ありがとうございます♪」

「別に良いよ、礼を言われる事じゃない」

「じゃあ、俺はそろそろかったりぃから帰るわ」

「ああ、案内ありがとうな」

「じゃあな〜」

「待ってくださいよ〜美春も音夢先輩に会いに行くんですから〜

 それでは、南先輩アデューです」

「二人ともまたな〜」

そして、美春は朝倉を追いかけて走っていった。

「さっき、美春に尻尾があったような……気のせいだな」

それから、帰るのももったいないので、ベンチで座っていた。

「今日は、暖かいな〜空も良い感じだし」

そう言って、空を見ていた。

「♪〜〜♪ー♪〜〜〜♪」

「今何か聴こえたような?」

それから、耳を澄ましてみる。

「♪〜♪〜〜♪♪〜〜」

「やっぱり、聴こえるな」

歌は桜の奥から聴こえてきた。

「暇だし行ってみますか」

歌の聴こえる方に歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

ユエ:どうも〜やっと第六話が書きあがりました〜

美春:やっと美春が出てきましたよ。

ユエ:前回に引き続きゲストに美春を呼んでみました〜

美春:もう、第六話ですよ。遅いですよ〜

ユエ:いや、でもさ出てないの他にも沢山いるんだよね〜

美春:それは、D.C.P.C.でやるからですよ〜

ユエ:そうなんだけどね。やっぱり長いものには巻かれろ見たいな感じでさ

美春:元祖の方でも出てない人居ますよ。

ユエ:これから、頑張らせてもらいます。

美春:頑張ってくださいよ〜

ユエ:それでは次の「第七話・桜と歌の導く先に」でまた会いましょう〜

 

キャラクター紹介(ネタバレあり)

天枷美春 (あまかせみはる)

風見学園付属2年生で達彦の後輩 風紀委員に所属

とにかく元気の一言に尽きる。

無二のバナナ好きでかばんにはついもバナナを常備している。

バナナの事について語れば平気で半日は喋りつづけ。

純一・音夢とは幼馴染で音夢が風紀委員のため美春も風紀委員になったほど音夢をしたっている。

「朝倉先輩には、猫好きの血が通ってないんですか?」