..ダ・カーポ 自分を変える未来


「第五話・懐かしのパートナー 再会編」

 

「第一コート」

いきなり、副部長との試合ですか、別に良いですけど。

サービスは絶対キープしないと。

――15分後

「ゲーム 

41 南勝利」

「「ありがとうございました」」

「ほぉ、南強いんだな」

「杉並に朝倉、いつの間に来たんだと言うか何しに来た」

「さっき来た所だが、何しに来たとは愚問だな、南の様子を見に来たに決まってる」

「暇だったんでな、杉並が南が試合してると言うからかったるいけど見に来たんだ」

「そ、そうか」

愚問なのか? 朝倉、かったるいなら来なくて良いのに。

「南、かなり強いじゃないかビックリしたぞ」

佐藤先生が背中を2回叩いた。

「そうですか? まだ、6割ほどしか力出してないんですけど」

「まだ、行けるか次が楽しみだな」

「まだ試合できるんですか?」

「用意はしてある。次は部内で一番強い部長だからな」

「楽しみです」

「長田副部長、部長を呼んで来てくれ」

「はい」

 

「第二コート」

「この時期に新入部員なん物好きなのもいたもんだ」

別に増える分には良いんだけど。

「そう言えば、最近転校生が来たのも耳にしたしそれかもしれないな」

そんな事を考えながら、試合のアップをしていた。

――15分後

長田が走ってくるのが見えた。

「長田えらく早くに終わったんだな」

「もう、惨敗。1ゲーしか取れなかった」

別に長田は弱くないのにな1ゲームで抑える実力かかなり、うまそうだな。

「それで、一ノ瀬はアップできた?」

「ああ、次は俺の番か」

「仇を取ってくれよ」

「それなりに頑張ってみるよ」

 

「第一コート」

「部長を呼んで着ました」

「ありがとう、南部長は強いからな」

「はい」

第二コートから部長らしき人が歩いてくる。

どっかで見たことあるような………

自分の前に来てやっと思い出した。

「い、一ノ瀬!!」

「?………み、南か!!」

「久しぶりだなー、何年ぶりだ」

23年位じゃないか、まだテニス続けてたんだな」

「当然だろ、南こそまだやってるんだな」

「ああ、一ノ瀬が部長か、出世したな」

「まあな、南が新入生だとは思わなかったぞ」

「普通は思わないだろうな」

「何時こっちに引っ越してきたんだ?」

3日ぐらい前にだ」

「今度は、どれぐらい居れるんだ?」

「こっちには、ずっと居る」

「ホントか!! 前みたいにお前とテニスが出来るのか!!」

「当然だろ」

「良いか? 南と一ノ瀬は知り合いか?」

「南は自分の元ペアです」 「不服ながら元ペアです」

「なほるど、元ペアか」

「何が不服ながらだ」

「今度は、一ノ瀬が相手か楽しみだな。どれだけ腕を上げたか見せてもらうか」

「それは、こっちの台詞だ」

「それなら始めるか」

「「はい」」

「レディ 7ゲームマッチプレイ 南サービスプレイ」

「「おねがいします」」

――

15分経過

「ゲームカウント2−2 チェンジサイド」

「南、こんなもんじゃないよな」

「一ノ瀬も、まだ小手調べだろ」

「じゃあお互いに、そろそろマジでやりますか」

「後悔しても遅いからな」

「上等」

――更に20分経過

「ゲーム 4−

2 南勝利」

「「ありがとうございました」」

「み、みなみ……つ、つよす…ぎるぞ」

相当しんどいのか、全身汗だくで喋っている。

実は自分は、まだ余裕があったりする。

「そうか? 一ノ瀬もかなり、強いじゃないか」

「何で、そんな涼しげな顔何だ? その前に長田と試合してただろ」

「一ノ瀬が体力なさ過ぎ」

「……絶対に違うと思うぞ」

「それより、これだけの腕があれば、普通に大会で勝てるんじゃないか?」

「団体戦は最低2勝しないとダメだし、個人戦は相方が狙われて」

「なるほど」

「南、部長にも勝つとは思ってなかったぞ」

「もう、限界ですけどね」

「じゃあ、今日はこれで終わりだな。時間も時間だし」

時計を見ると5時半を指していた。

「もう、こんな時間ですか」

「さっきのゲームだけで30分以上かかったからな」

「「そんなに掛かったんですか!!」」

「気が付かなかったのか? じゃあ、今日は解散」

どうりで、一ノ瀬がへばってるはずだな。

「おーい、南」

朝倉と杉並がフェンスの向こうから呼んでいる。

「じゃあ、一ノ瀬また明日」

「最後に確認なんだが、ホントにずっとっちにいるんだよな」

「こっちに家がある訳だからそうなる」

「また、ペアを組んでくれるか?」

「もちろんだろ」

「それじゃ、明日」

「ああ、またな」

顔見知りが居るとは思わなかったな。

明日からが楽しみだ。

 

「桜並木」

「それにしても、南はテニスうまいんだな」

「うむ、大佐の情報以上だ」

「そんな事ないだろ? 普通だろ」

「いや、絶対普通じやないと思うぞ」

「これで今度の非公式新聞部のネタは決まったな」

非公式新聞部? 朝倉の顔を見ると、“関わるな”と言うアイコンタクトがあった。

「それで、部長と仲良さそうだったけど知り合いか?」

「前の前辺りの元ペア」

「なるほど、凄い偶然だな」 「一面決定だな」

他にも色々質問されながら、自宅についたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

ユエ:どうも、最近部活だけ精一杯なユエです。

美春:何で本編で美春の“み”の字も出てないのにこっちで呼ばれるんですか。

ユエ:本編で中々出せないから、チラッと出せば良いかなと思って。

美春:ひどいですよ〜、早く出した下さいよ〜。

ユエ:難しくて、他にも出さないといけない人が出てないし。と言うかヒロイン出てない。

美春:オリジナルばっかし出してからですよ。

ユエ:痛い所を。極力早く出すから。

美春:お願いしますよ。それでは第六話で。

 

 

 

キャラクター紹介(オリジナル)

長田由紀 (ながたよしのり)

テニス部副部長。 テニス部に所属。

少ないテニス部員の一人。

現在一ノ瀬のダブルスのペア。

性格は結構クールでいつも冷静。

「仇を取ってくれよ」

 

一ノ瀬和人 (いちのせかずと)

テニス部部長。 テニス部に所属。

南の元ペア。約2年ぶりに再会。

今の目標は、団体戦初戦突破のこと。

性格は南に似ているが、口が多少悪い。

「?………み、南か!!」