D.C.ダ・カーポ 自分を変える未来
「第一話・過去と現在 前編」
「???」
幼い自分と背中にいるあの子。
泣いている。
あの子か泣いている。
俺の背中で泣き叫んでいる。
背中にいるあの子を感じて俺も泣きそうになる。
『さよなら・・・南君』
前を向き、涙を堪えてその子の頭を優しく撫でた。
そして、そこから立ち去っていく。
もう、会えないのかな。
また、会えると良いな。
「自宅・自室」
何か耳元で鳴っている。
ん? あ〜、目覚ましか。
「・・・あの時の夢か・・・」
「できれば思い出したくなかったな」
「う〜ん、気持ちを切り替えますか」
「そろそろ起きないと遅刻だし、初日から遅刻はしゃれにならん」
ベットから起きて、すぐに学生服に着替え少し余裕を持って1階へ下りていった。
「自宅・居間」
居間に入るとパンの焼けるいい匂いがした。
「おはよう、父さん、母さん」
「おはよう、達彦」
「達彦、今日が風見学園への初登校日か」
「ああ、そう言うことになるね」
「達彦、第一印象が大事だからがつんとインパクトのでかい事をしてきな」
凄い事を朝からさらりと。
「父さん、第一声がそれかよ」
「まぁ確かに、第一印象は大事だから悪印象を植え付けないようにはするよ」
そんなくだらない事を色々喋っていると時間がやばくなってることに気が付く。
「ん〜〜〜、やばい少し余裕を持ちすぎた」
急いでパンをコーヒーで腹に流し込む。
「行ってきまーす!!」
「もっと、落ち着いて食べれば良いのに、いってらっしゃい」
「頑張ってインパクトの大きい事をしてこいよ。後、地図には期待してけ」
父さんはまだ言ってるし、最後の一言が気になるけどまあ、良いか。
「それより地図、地図と」
地図を片手に慌てて家を出て行った。
「とある道」
家から出たとこで分かれ道で地図を見ている。
「何だこの地図は」
まず一目見たとたん、思わず叫んでしまった。
地図は手書きで大雑把なのか詳しく書いてあるのかかなりきわどい内容。
最初が家から20歩目で右に35度とか微妙すぎるぞ。
「くそ、父さんの仕業か、最後の一言はそう言う意味か」
辺りを見回しても誰も居ない。
人に道を聞く事も無理か。
「頼りはこの地図だけか、・・・面倒だが仕方ないか」
覚悟を決めて地図を見る。
次は、母さんと達彦の年齢を足した分小股で歩き、そこで右に父さんの年齢分大股で歩く。
「・・・・・・・・・」
小股と大股、なぜに。
「時間も無いし急がないと」
地図に書いてある同じような事を5回も繰り返してやっと道らしい道に出れた
なぜ、親がこの家を格安で買えたか何となくわかった気がする。
「桜並木」
「何とか、ここまで来れた」
ホントに地図の通りに行ったらこれたよ父さん、ホント父さんは凄いよ。
「後はまっすぐに歩けば、風見学園に着くはず・・・」
地図によると後3分も歩けば学園に着くはず、この地図によるとだけど。
「それにしても、枯れない桜ね〜不思議だな」
まぁ、桜の事はこれぐらいでしといて、本当にまっすぐで良いのだろうか?
父さんの事だから最後に何かしてあるんじゃないだろうか?
目の前に自分と同じ学生服を着たカップルがいる。
良い所に、道が合ってるか聞いてみよう。
「そこのお二人に、少し道を聞きたいのですが」
「はい、何でしょう」
「かったりぃ」
「兄さん、何いきなり“かったりぃ”とか言ってるんですか」
「そう怒るな音夢」
今兄さんて言ったか?なるほど兄弟。
そんな事を考えてる間も話は進んでるし。
「あの〜、良いでしょうか?」
「すみません、それで何でしょう」
「道を聞きたいですけど、風見学園はここをまっすぐ行けば良いのでしょうか」
「風見学園ですか? はい、まっすぐ行けば着きます」
父さん疑って悪かったよ。
「風見学園の道を聞くって事は転校生か?」
鋭いなこいつ
「ああ、そう言うことになります」
「なるほど、これが杉並の情報の転校生か」
「兄さん、初対面の人にこれはないでしょうこれは」
杉並? 誰だ、そんな情報が流れていたとは。
「けど、クラスメートになる事意外何も知らないし」
「確かにそうですけど」
「クラスメート?」
「杉並の情報は確実だからなまず、間違いない。俺は朝倉純一、それでこっちが」
「朝倉音夢です」
「兄さんて事は兄妹てことだよね」
「はい、兄妹です」
二人の自己紹介が終わる。
やっぱり、今度は俺の番だよな。
「ふたりともよろしく。俺は南達彦」
「よろしく、南」
「よろしくお願いします、南君」
友達は以外に早くできそうだな。
これからが問題なんだけど。
あとがき
ユエ:何か切れが悪いかもしれませんけど、第一話です。
達彦:何で俺がここに来なければならない。
ユエ:オリジナルだし、一人は寂しいから。
達彦:そんな理由で。
ユエ:いや〜色々なSSを読んでるせいで何かに似てる気がする。
達彦:それじゃダメなんじゃないか。
ユエ:これか、頑張るから勘弁。
達彦:やれやれだな、それにしても前編てなんだよ。
ユエ:書いててこれは長くなりそうだから。
達彦:力量不足か
ユエ:・・・・・・・・・
達彦:見直しに時間を掛けすぎだ。誤字が多すぎる。
ユエ:すみません。
達彦:ここら辺で勘弁しといてやるよ。
ユエ:では、又第二話で。
キャラクター紹介(ネタバレあり)
朝倉純一 (あさくらじゅんいち)
達彦のクラスメート(らしい)無所属
かったるい人間。いつも、かったりぃと言いながらもやさしい心の持ち主。
結構各能力は高く、責任感、正義感、適応能力はかなりも物を持ち合わせている。
後ちから和菓子を出したり、他人の夢を見るといった変わった力も持っている。
ブラックブラックリストにも乗っているらしい。後に三バカの一人。
達彦とは気が合うらしい
「かったりぃ」
朝倉音夢 (あさくらねむ)
達彦のクラスメート(らしい)風紀委員会に所属
世話好きの朝倉純一の妹。料理は壊滅的にダメ。
純一とは似てない双子で通っている、学園でもトップクラスの美少女。
裏と表の顔を持ち合わせている、それを知っているのはご一握りの人物のみ。
達彦はまだそれを知らない。
「兄さん、何いきなり“かったりぃ”とか言ってるんですか」