..ダ・カーポ 自分を変える未来

 

「第十三話・南にとってのテニス」

 

 

「桜並木」

 

「お待たせ」

「ううん、言ってたより早かったよ」

「それより、汗びっしょりだよ」

「んぁ、そうかな」

そう言えば、汗も拭かないで走ってきたからな当然か。

「はい、これ使って」

差し出された手には、タオルが。

「悪いって」

「ダメっすよ、風邪引いちゃいます」

「そんじゃ、悪い借りる」

ことりの手からタオルを取る。

「それで思い出したんだけど昔は、野球やってなかった?」

「昔はね」

出来れば、聞かれたくなかった。

ちょっとした事があってから、野球はやってない。

そう、あれから。

「ごめんね 心を読まなくても、そんな顔したら誰でも分かるよ」

「? 何か言った?」

「何でもないよ。それにしても達彦君は、テニス強いね」

「そうでもないよ、親父の方が強いよ」

「そうなんだ、それでも達彦君が強いことには変わりないよ」

「それでも、父さんに勝てないと」

「達彦君の目標なんだ」

「父さんにはまだ認めてもらってないから」

「今は無理でも3年もしたら勝てますよ」

「3年か〜」

「だけど、もうすぐ・・・・・・」

そう、もうすぐ。

「聞こえないよ」

「いや、何でもないよ」

「そうですか? 達彦君は、テニスを始めた切欠はやっぱりお父さんがですか?」

「そうだね、確か8歳の誕生日にラケットを貰ったのが始まりかな」

「長く続いてるんだね」

「貰った時に、『父さんに勝てたら、もう引越ししない』て言ったら最初はそれだけだった」「それで勝つ為に無我夢中で練習してた」

「でも、今は違うんだよね」

「あぁ、テニスはもう、自分にとって無くてはならないもの」

「良いね、何か夢中になれるものがあって」

「ことりは、歌が夢中になれるものじゃないの?」

「歌なのかな。私歌なんて上手くないし」

そんな事、無いと思うけどな。

「俺はことりの歌好きだな。ことりが歌が好きなら上手い下手は関係ないと思う」

「私歌が好きなのかな」

「・・・・・・多分だけど、ことりはこれからなんじゃないかな」

「・・・・・・そうだね、これからかな」

俺には、時間があんまり残されてないけど。

「それじゃ、私こっちだから、バイバイ」

ことりが手を振って走って行く。

「バイバイ」

気が付いたら自分は自然に手を振っていた。

 

 

「自宅・玄関」

 

「ただいま」

「お帰り、達彦」

「父さんいる?」

「多分、自分の部屋に居るんじゃないかしら」

「ありがとう」

父さんの居る部屋に行こうとした時。

「達彦、無茶したらダメだからね」

「心配ないよ、母さん」

そう言い残して、二階の父さんの部屋へ。

 

 

「自宅・父さんの部屋」

 

「父さん、今時間ある?」

「お、達彦か別に用事はないけど、どうした?」

「試合したいんだけど」

「ほぉ、手加減はしないぞ」

「当然」

そう言って、その後コートを借りて試合をするが南の完敗で終わった。

この時は試合の話はまた別の話。

 

 

あとがき

 

ユエ:いや〜マジに久々に書いた十三話です。

達彦:ホント、時間は大量にあっただろうに。

ユエ:受験生と言うことで、勘弁して欲しい。

達彦:受験生の割には、大分お気楽なのでは?

ユエ:ホント痛いとこしか突いてこないね〜

達彦:ホントの事だし。

ユエ:まぁ、スルーで。

達彦:スルーかよ。

ユエ:まぁ、最近D..をやってない状態に加えて久々に書いたと言う事でかなり微妙です。

達彦:微妙なのは元から。

ユエ:そこうるさいよ。

達彦:まぁ、何気に色々と考えているようだし。

ユエ:一応複線ぽいのは引いたかと。

達彦:ぽいだから、微妙なんだよ。

ユエ:さっきからうるさいよ、だまっとれ。

――ゴス(達彦を殴る音)

達彦:ぐはっ

ユエ:長くなりましたけどできるだけ早く更新しますのでこれからもよろ〜

ユエ:それでは次は十四話で会いましょう。